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マニラ逍遥 2018年 その(4) 雨の中 マニラ国際空港から新しく造られた高速道路を走る

 マニラ滞在中には配車サービスの『グラブ』を空港到着時から利用し、他日の市内移動でも何度も利用したが、白タクと変わらない業種が大っぴらに営業できる仕組みは分からないし、分かろうとする気もない。

【写真−1 コンピューターで管理されているので乗客は安心感を持つ】

 写真−1
はグラブを利用した時の車内で、利用して分かったのは商売をしている車はセダンがほとんどで、SUVの大きな車の好きなフィリピンではセダンは好まれずあまり普及していないが、グラブの普及と共にフィリピンではセダンが爆発的に売れた。

 一説にはマニラ市内を走るセダンの10台に4台はグラブの車で、マニラの大渋滞はこれらの車が増えたことと関係があるといわれているし、セブでもその眼で見るとセダンが妙に増えた感じがする。

 道理でトヨタが東南アジアでグラブに1000億円という巨額な金を投資するのは、SUVに比べて売れ行きの悪い中型セダンを売りたいためなのかと納得する。

 グラブ車の見分け方は外からは自家用車と同じで分からないが、運転手のハンドル右のダッシュ・ボードに必ず写真のようにスマホが置いてある。このスマホはナヴィゲーションも兼ねていて運転手は指示通りに走るようになっているし、また、走行中に他の客からの依頼がスマホに常時入り、運転手は即座に反応、選択するようになっている。

【写真−2 高速道路も渋滞になると長い橋になって不便】

 

 飛行機の遅れで夕方の5時過ぎの空港ビル前を走り出して一般道路に出るが、週末とはいえ会社の退け時で渋滞真っ最中。運転手が空港まで伸びている高速道路を走るかと聞くので、どういう具合なのか走って見る。

 

 高速入口は空港傍にあるが、そこに至るまでが大変でようやく大渋滞を抜け出して高速の入り口にたどり着いたのが写真−2だが、この入口も車の列が続き、高速道路とはいいながらこれで大丈夫かなと思わせる。

 

 しかし、混んでいるのはECCと現金払いの列であって、ECC専用道はガラガラで、まだ、ECCがフィリピンでは普及していないことが分かる。

 

 乗った高速道路、施行は急いで完成したような雑さが目立ったが、片側3車線もあり、都市圏の高架式高速道路としては、日本の首都高速よりは充実しているし、料金もそれほど高いと感じなかった。

 

【写真−3 外観はかなり人目を引く】

 

 マニラ湾方面に向かい、やがて高速から降りて、マニラ湾沿いの幹線道路ロハス通りに入るが、途中写真−3の建物の横を通る。この建物は壁面に『CITY OF DREAMS』と書かれているが、カジノ中心の施設。

 

 フィリピン人はギャンブル好きで知られるが、こういった施設は外貨獲得のための国策事業で、その客はギャンブルが禁止されている中国、韓国が多く、日本人もギャンブル好きはこういった所を目的にやって来る。

 

 マニラ湾沿いはカジノを中心としたこの手の施設が多く、最近では日本のパチンコ王が自分の名前を冠した施設を開いたが、開業を巡っては莫大な賄賂が日本からフィリピン側高官に渡ったと騒がれたが、いつの間にか有耶無耶になった。

 

 いずれにしても、ギャンブル事業は国策となっていて、名だたる国内ホテル内にはカジノを設け、政府はマカオを凌ぐギャンブル都市化を目論んでいるが、しょせん泡銭狙いで金さえ入れば良いというのは政策としてはどうか。

 

 日本でも安倍自民党はこの手のカジノを認めて開設するようだが、利権絡みの決して良い成果を生んでいるとはいえないギャンブル事業を、公権力が推進するとは問題が多いし、日本もこんなつまらない物に頼らないと行けないとは国がやせ細っている証拠。

 そういえば今回の飛行便で降りた第3ターミナル前にもカジノがあって、1年前にそこでギャンブルで借金まみれの男が放火して37人の犠牲者を出し、当人は自殺した事件があったが、世間はもう事件があったことを忘れているようだ。


 

author:cebushima, category:マニラ逍遥 2018年, 19:55
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